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2011年02月11日

第4号 後編 ~地元材で建てる、地産地消の新庁舎~

理解しておかなければならないことは、庁舎はお金も雇用も生み出さないということだ。建設費用をできるだけ押さえ、町の予算は、人を育てることや、雇用をつくりだすこと、老人が安心して暮らせる仕組をつくること等に有効に使うべきである。
庁舎だけが立派になっても、町民の暮らしが少しも良くならないのでは、本末転倒と言わねばならない。


◎町民に負担を強いてはならない

町は、大和町と同規模の鉄筋コンクリート3階建、延床面積約5,000平方㍍の庁舎を予定している。問題は22億円(庁舎15億円、車庫・外構等5億円、土地2億円)の建設費に加え、新庁舎の維持管理費が現在の3倍以上になることだ。建設のために約10億円の借金をし、かつ維持管理費が大幅に増えてしまっては、住民サービスを削るか、税金を上げるしかなくなる。まずは、庁舎規模を縮小し、建設費を抑えることを考えなければならない。


◎小野田・宮崎の両庁舎を活用

第一に、約9千万円かけて耐震工事を行う小野田・宮崎両庁舎を有効活用することだ。議会、農業委員会、教育委員会が、これまで通り両庁舎を使用することで、本庁舎の床面積を約3,500平方㍍に抑えることができ、建設費用を約30%削減できる。
建物の規模を縮小し、自然エネルギーや深夜電力等を活用することで、年間経費を抑えることが可能になる。
そもそも、年に30日程度しか使用しない議場を新しく作る必要はないだろうし、合併時に生涯学習ゾーンと定めた宮崎地区に教育委員会を置くことは実にふさわしい。


◎庁舎は地元業者が地元木材で

次に、地元木材で庁舎を建てることを提案する。岩手県の浄法寺町、大迫町、東和町では地元木材で建てた結果、建設費用を約3分の1に抑えることができた。加美町の庁舎も地元木材を活用すれば、8億円程度で建設でき、約7億円の節約となる。
地元木材を使い、地元業者が建ててこそ、地元にお金が落ちる。


◎介護と森林活用で雇用を生みだす

節約した7億円と10億円の合併特例債を活用し、特別養護老人ホームや介護サービス付町営住宅を建設してはどうか。現在300人以上のご老人が施設への入所を待っており、最優先すべき課題の一つだ。このことは、雇用を生み出すという側面からも、積極的に取り組むべきである。
 加えて、今後、介護施設を含むすべての公共施設を地元木材で作ることで、新たな仕事が生まれる。町全体の約8割を占める森林を活用し、地元業者が施工する、いわゆる地産地消が町の経済を活性化させる。


◎「町民の福利」向上のために

条例で庁舎の位置が決まったとはいえ、県の事業認定が下りるかどうかは微妙である。地権者や町民の反対もある。ここは、住民も議員も町当局も、財政負担、3地区のバランス、実現性等を考慮しながら、「町民の福利」を中心に据え、予算の使い道を再検討すべきではないだろうか。(猪股)
  

Posted by いのまた 洋文(ひろぶみ) at 16:40Comments(0)⇒ かみ地球人クラブ 会報

2011年02月11日

第4号 前編 ~岩手県内の庁舎視察と「くれよん祭」~

8/11 岩手県内の木造庁舎を視察


浄法寺町(現在二戸市)

同町は庁舎の老朽化に伴い、鉄筋コンクリート造2,800平方㍍の庁舎を計画したところ、概算で19億円になる見通しとなり、一時計画を断念。その後、山形の企業が考案したKES構築法に着目。経済性、居住性、耐火性が確認できたことで、平成13年12月、木造3階建、述床面積2,318平方㍍の新庁舎を町有林のカラマツ集成材で建設。建築費は約6億円で済んだ。

大迫町(現在花巻市)

平成16年9月、浄法寺町と同じKES構築法で新庁舎を建設。森林文化、木の文化を守り、森林再生への夢をかけて、町産材にこだわり、木材の9割は町産材のカラマツを使用。木造2階建2,891平方㍍、の庁舎に、鉄筋2階建158平方㍍の機械室を合せて、建設費は6億4千6百万円。なお、冷暖房システムは、地元の産業支援、地域活性化を図るため、大迫森林組合から出る端材を細かくしたものを燃料とするチップボイラーを採用。年間の冷暖房費は157万5千円で、重油に比べ約17%の削減、年間37万円の節約になった。

東和町(現在花巻市)

平成20年3月、3階建て述床面積2,390平方㍍の庁舎が完成。1階は鉄筋コンクリート造、2・3階を木造で建設。時間的な制約から大迫町の木材等県産材を使用した。本体工事費は電気設備、機械設備を含め、6億7千3百万円。正面玄関の向きなど商店街にも配慮している。深夜電力を使用し、光熱水費(電気、上下水道使用料)を年間546万円に抑える。
 

8/20 「くれよん夏祭り」を開催

仲間と設立した「デイサービスくれよん」も1年が過ぎました。今年も前庭を利用し、「くれよん夏祭り」を開催しました。約20人の小学生が、3日間かけてデイサービスのお年寄りと一緒に作った200個のエコキャンドルを庭に設置し、夕暮れとともに点灯しました。加美町初の沖縄三線の歌と踊り、コーラス、フラダンス、尺八の演奏が、ロウソクの炎を背景に繰り広げられました。今年も70人ほどの地域の方々に参加していただきました。二十日盆の恒例行事として毎年実施していく予定です。  

Posted by いのまた 洋文(ひろぶみ) at 16:37Comments(0)⇒ かみ地球人クラブ 会報

2011年02月11日

第3号 NPO(エヌ・ピー・オー)という名の「恩送り」

江戸に根付いていた「恩送り」

作家の井上ひさし氏によると、渡来した数少ない外国人は江戸の町の整然清潔の様、そして人々が心豊かに助け合う様にいたく心打たれたそうです。江戸の民衆の、しかも貧しい人々の暮らしに、「恩送り」という習慣が根付いていて、百万都市江戸の隅々にまでいきわたり人々の生活を支えていたというのです。
返しようのない恩を受けている私たち一人ひとりが、誰かのお役に立とうとする恩送りの精神を発揮することこそが、この町にも必要とされていることではないでしょうか。


非営利活動団体(NPO)の設立

今年4月、13人の仲間と共に「特定非営利活動法人一隅舎」を設立しました。加美町を安心と優しさ、希望と元気に満ちた誇れる町にするために、同じ思いを持つ仲間が力を合わせ、知恵を出し合い、時間と才能を分かち合い、介護、福祉、環境、食文化等の身近な課題に取り組むためのNPOが必要だと考えたからです。まずは、介護事業に取り組むことにしました。高齢者を支える人づくりや仕組みづくりは緊急の課題だからです。旧佐竹医院さんをお借りし、地元業者に改修してもらい、多くの方々にお掃除や草取りなどのお手伝いをいただき、6月15日「デイサービスくれよん」開業にこぎつけることができました。
10月現在19人のお年寄りがご利用されており、常勤・非常勤合わせて10人の職員が働いています。高齢者を支える仕組みづくりに加え、働く場の創出にも役立っているものと考えています。今後は子育て支援にも取り組む予定です。
9月19日、「みやぎ生協こ~ぷほっとわ~く基金助成金贈呈式」に招かれました。療養生活中の方にマッサージや化粧を施し、生きる望みを起こさせようという「ビューティーケア」に取り組んでいる団体や、知的障害者の職業訓練を行うNPOなど、多彩なNPOが県内で活躍していることを知り、改めて意を強くしてまいりました。


NPOと行政の『協働』

金沢大学大学院の世古一穂教授は「これまでの住民参加は、行政が敷いたレールの上を住民が参加させてもらって走る、お客さん型が多かった。『協働』は、住民、NPOと行政がお互いを理解しながら、対等の関係で、共通の目的を達成するための活動だ」と、町づくりにおけるNPOと行政の『協働』の重要性を説いています。
住民が、地域の課題解決に取り組むNPOやボランティアに積極的に参加し、行政が、公共・公益を共に担う対等なパートナーとしてNPOやボランテイアと協働する時に、現代版「恩送り」が根づき、思いやりに満ちた活気あふれる町になっていくに違いありません。


キノコ編集後記

アメリカの某研究機関による幸福度調査によると、「あなたは幸せですか?」との質問に対し「はい、幸せです」と答えた人の割合が最も多かったのが北欧デンマークだったそうです。日本は43位でした。デンマークでは、子どもの頃から「一人ではできないことも、二人でやればできる」と連帯することの大切さを教えるとのこと。幸せな社会のキーワードは「連帯」「協働」「協力」といったもののようです。(猪股洋文)  

Posted by いのまた 洋文(ひろぶみ) at 16:27Comments(0)⇒ かみ地球人クラブ 会報

2011年02月11日

第2号 「もったいない」と「お陰さま」の町づくり

経済的豊かさを超えた価値観

(財)日本総合研究所会長の寺島実郎氏は、自分たち団塊世代は「拝金主義」や「私生活主義」を超える価値を子どもたちに示してこなかったと自戒の念を込めて語った。
これからの町づくりは、「環境」を柱に据えるべきではないかと思う。それは、「環境」への取り組みを通して、日本人が失いかけている「もったいない」や「お陰さま」といった、経済的豊かさを超えた価値観を甦らせることができるからだ。


超高齢化の町が「環境」で先端を行く

福井県池田町は人口約3,500人、高齢化率37%超(県内第1位)、91.7%が山林の町だ。ここで、「環境」をキーワードにした数々の取り組みが行われている。その一つに「菜の花プロジェクト」がある。菜の花を農地の有効利用に活用しようとする試みだ。菜の花を観光資源や菜種油とし活用するだけでなく、ガソリンスタンドに集められた家庭から出た天ぷら油や、町内の飲食店の廃油をバイオディーゼル燃料として再生する。再生された燃料は、資源回収車や町の公用車に使われる資源循環の仕組みだ。廃油の回収をNPO法人(特定非営利団体)が行うなど、町民パワーがこの活動を支えている。
毎年9月、使用済み天ぷら油で作られた2万本の廃油ろうそく(エコキャンドル)が町内の広場や田んぼ、境内などを照らす。町内有志が実行委員会を立ち上げ、企画から当日のロウソク並べ、点火、後片付け・分別回収まですべて町民の手で行なわれる。ろうそく作りには、デイサービスのお年寄りや作業所の人々、小さな子ども若者も町民皆が参加する。できることを少しずつ寄せ合い、心を一つに取
り組んでいる。ろうそくが点火される時、町民はこの町に住んでいて良かったと目頭を押さえ、訪れる人々はゆれる炎の美しさや、池田の自然と人々のひたむきさに感動する。


エルギー自給率80%の町

葛巻町のすごいところは、「葛巻町畜産開発公社」始め3つの第3セクターすべてが黒字で、合わせて140人程の雇用を生み出していることである。
畜産開発公社は3箇所の牧場を管理し3,000頭を超える牛を預かっている。ホテルやコテージも経営しており、利用客にチーズやヨーグルト、牛肉やパンなど自家製のものを提供している。牛の糞尿からガスを作り出し、間伐材のチップを利用し電気をおこす事業にも取り組んでいる。町内には風力発電や太陽光発電、水力(水車)発電、ペレットボイラーなど、多様な自然エネルギーを活用した施設が10数箇所あり、なんとエルギー自給率は80%。「葛巻高原食品加工株式会社」は「くずまきワイン」にジュース、ジャム、山菜加工品の生産・販売、「株式会社グリーンステージくずまき」は北欧風の外観を持つホテルとレストランを経営している。
ミルクとワインと自然エネルギーの町に町民は誇りを感じている。


光を観に、火にあたりに人は集まる

観光とは光を観ると書く。池田町のエコキャンドルには町内外1万人以上が係わる。はるばる東京から参加する大学生のグループもある。葛巻町は、新エネルギービジョンを策定した9年前に年間19万人だった観光客が今では50万人を超える。視察もかなりの数に上る。両町とも山間の不便な地域だ。しかし、町が放つ光に人々は引き寄せられる。
身近な資源を活用し「環境」に立脚した町づくりが、忘れかけていた「もったいない」や「お陰で生かされている」という精神を思い起こさせ、多くの人を魅了する。民俗研究家の結城登美雄さんは、旅とは他火であると語った。人は日常に疲れ他人の火に当たりに行く。それが他火(たび=旅)なのだ。
町民も行政も、互いに持てる知恵と力と時間を出し合い、住む人が誇りと喜びを、訪れる人が元気と英気を得られる、そんな輝く加美町にしようではありませんか。(猪股)


キノコ編集後記
「世界に変化を望むのであれば、自らがその変化になれ」とはマハトマ・ガンジーの言。葛巻町視察やエコキャンドルの取り組みが、私たち自身の変化の第一歩であり、加美町の変化へとつながるに違いない。葛巻町や池田町も一歩を踏み出す人たちがいたから今があるのだと思う。  

Posted by いのまた 洋文(ひろぶみ) at 12:50Comments(0)⇒ かみ地球人クラブ 会報

2011年02月11日

創刊号 3年先のけいこ、5年先の町づくり

 169センチと幕内で一番背の低い豊ノ島、夏場所で10勝を上げ、敢闘賞を受賞すると共に、関脇の座を確実にした。相撲の世界で言う「3年先のけいこ」の成果である。
 
 加美町が誕生して5年、町の歳入(収入)は約181億円から122億円に縮小した。5年後には国からの地方交付金は激減する。その後5年間でさらに段階的に減らされ、合併しなかった同規模の町の歳入、80億円程度になるだろう。


緊急ではないが重要なこと 

 今は、10年後を想定し、行政の効率化を図り、自主財源を確保し、自立した町づくりの土台を築かなければならない大事な時期である。では、どのようなことに取り組むべきなのだろうか。

(1)この5年間で、人口は1,500人程減ってしまった。働く場がなければ若者は町から出て行かざるを得ない。外から移り住んで来る者もいない。結婚もままならない。人口減少に歯止めがかからず、町は活気をなくし、税収も減っていく。  
企業を誘致し、雇用を確保することが最優先課題のはずだ。

(2)環境に配慮した「食とエネルギーの地産地消」こそが、中山間地域が生き残る道だ。
欧州では、間伐材や廃材を粉砕したチップや、木を圧縮して固めたペレット燃料などの木質エネルギーの利用が盛んだ。オーストリアでは、農家が木質燃料を活用し、地域全体にエネルギーを供給する地域熱供給ネットワークが1千箇所ほど整備されているとのこと。
安全な農作物を生産し流通させる共に、森林資源の活用に積極的に取り組むべきである。

(3)宮崎県五ヶ瀬中等学校は日本初の中高一貫校である。県内全域から集まり6年間寮で暮らす。岩切正憲元校長によると、卒業生たちは、実家に里帰りする際、先ず五ヶ瀬に立ち寄るそうだ。「京都大には行かず、役場に入り、町のために働きたい」と言い出した愛郷心あふれる生徒もいたという。
自然に接し、地域の人々から様々ことを教えられた子供たちにとって、この山間の町はかけがえのない故郷なのだ。自然や人に感謝し、町を愛する心を育てる教育こそが、将来を見据えた教育ではないだろうか。

(4)加美町は高齢化率約30%、県内でも有数の高齢化地域である。老人やそのご家族を地域で支える仕組みが必要だ。
そのためには、介護現場を支える人材を育成するとともに、NPO(非営利団体)や一般町民が介護事業を始めることができるよう、支援・指導体制を整備する必要がある。さもないと、安心して老いることが出来ない。
スティーブン・コビー博士は、仕事を①緊急かつ重要、②緊急ではないが重要、③緊急だが重要でない、④緊急でも重要でもない、の4つの領域に分け、②の緊急ではないが重要な仕事に取り組むことが継続的な成功につながると教えている。
前述の4つの取り組みは、②の領域に属するものであり、5年・10年先を考え優先的に取り組まなければならない仕事だと私は思う。


5年先の町づくり、目指せ4K

今年は、加美町初の「オリンピック」が開催されると聞く。これなどは、どう考えても、緊急でも重要でもない事業であり、時間とお金を優先的に投資すべき領域の仕事とは思えない。
そろそろ、イベント・ハコモノ・観光行政から軸足を移してはどうだろうか。これらに取り組んで成功した例はほとんどない。むしろ、夕張のように、財政難に陥っている自治体がほとんどなのだ。優先すべきは、前述の「雇用」、「環境」、「教育」、「介護」の4K(頭文字が全てK)であり、5年先を読んだ町づくりである。
豊ノ島は壁には「3年先のけいこ、目指せ三役」と貼っていたそうだ。加美町は「5年先の町づくり、目指せ4K」を合言葉に、5年後、合併して良かったと思える町づくりをしていかなければならない。


キノコ編集後記

「希望格差社会」という言葉をご存知だろうか。人も町も希望を持っているかどうかで、差が歴然としてくるとのこと。「かみ地球人クラブ」の活動を通して、希望の輪を広げていければと考えている。この町にはまだまだ活用されていない資源がある。可能性を秘めた町だ。(猪股洋文)
  

Posted by いのまた 洋文(ひろぶみ) at 12:48Comments(0)⇒ かみ地球人クラブ 会報